第266回TOEIC公開テストの感想-難易度・出題傾向は?

第266回TOEIC公開テストの感想雑記帳

三度目の緊急事態宣言が発出された今日4月25日(日)。コロナ対策はしっかりとしながらも、英語の勉強も怠ってはいけない!ということで恒例のTOEICを受験してきました。早速振り返りを行っていきます。

今回の受験会場の様子

なんと今回も前回(264回)と同じ会場での受験となりました。都内の大きめのホールで、150~200人収容のスペースです。前回はこの会場で990点満点が取れたので、良い予感が。再び満点を取る決意を新たにして臨みました。

第266回TOEIC公開テストの出題内容

前回(第264回)の公開テスト同様に、難しい単語もいくつか見られましたが、難易度としては前回ほど難しくはなかったです。しかし、時間配分や文法知識など基礎力に加えて、読解力・高速の処理能力が要求されることには変わりありません。各パートごとの振り返りを見ていきましょう。難易度の高い単語については、各パートの解説のところで解説を行っています。

それでは、ここから各パートの感想をお伝えしていきます。私が受験したフォームはPart1で男性がドアノブをつかんでいる写真や、公園のベンチのようなところで複数人が話をしているような写真が掲載されていました。

Part1:簡単

Part1は前回同様にかなり簡単な印象でした。日常生活でも使用される聞き取りやすい単語が多く、なんとなく正解っぽい選択肢を選べば得点できたと思います。聞き取りにくそうな単語としては、kneeling(膝をついている)やbeneath(~の下に)などが出題されていましたが、TOEIC対策用の単語帳をしっかりとやっていればカバーできた範囲だったと思います。

Part2:難

Part2は難しかったです。前半から回りくどい選択肢が頻出し、消去法で解かなければ分かりにくい問題が多かったです。私自身も迷う問題がいくつかあり、開始早々にして自信を失ってしまいました・・。
特に、ナレーターの癖が強く出ている問題(おそらくイギリスかニュージーランドの女性)については、モゴモゴとしている上にスピードが速いのでなかなかついていくのが大変でした。
個人的には、リスニング満点を取るうえで最大の難所はPart2での集中力なのですが、今回はやや集中力を失ってしまいました。反省。。

Part3:普通

Part3の難易度は普通通りでした。難しい問題は少なかったですが、選択肢の先読みをしないとついていけないような問題も見られました。また、Part3の2問目からいきなり3人の会話問題が出題され、驚いた方も多いのでは。これまでの経験上4問目以降の出題が多く、少し焦りましたが、問題が易しかったため対応できました。
図表問題ではやや難しめの問題もありましたが、基本的には図表内の単語がはっきりとナレーション内で発音されていたので、聞き取れた単語をマークすると正解にたどり着くことができたと思います。

Part4:普通

Part4の難易度は普通でした。シチュエーション的にもTOEICに頻出のものが多く、音声を聞きながら次の展開が予測できるナレーションが多かったです。ただし、後半で”bookkeeping”(簿記)という単語が出てきたときに意味をド忘れしてしまい、正解を逃してしまいました。
なかなか難しい単語ではありますが、会計や財務の話では時々出てくる単語なので覚えておくと役に立つでしょう。

Part5:普通

文法問題については、それほど難易度の高い問題は見られませんでした。時制や品詞など、市販の問題集にもよくあるような問題が多かったです。ただし、単語については通常よりもやや難易度の高いものが出題されていたように感じました。
1問だけ、関係詞の問題で迷うものがありました。大学入試の読解で出題されるような、先行詞とその説明が離れているパターンの文法問題で、正解にたどり着くまで、すこし考える時間が必要でした。
選択肢の中で特に難しいなと印象に残ったのは”instill”(教え込む)や”perks”(特典)といった単語で、これらは英検1級レベルの単語ですが、TOEICでもでてくることに驚きました。

Part6:普通

Part6はの難易度は普通でした。単語補充の問題は、きちんと文章全体を見て検討が必要なものもありましたが、基本的には落ち着いて処理すれば難しいものではありませんでした。文挿入問題については、問題の前半に挿入がある問題はやや難しく感じましたが、他の問題はすんなりと正解を選択できました。
難しかった単語もいくつかあり、”eclectic”(折衷的な)”flourescent”(蛍光性の)などは難しかったです。この2語は選択肢の近くにあったので、読解が難しかった方もいるかもしれません。

Part7:やや難

今回のPart7は簡単でもなく難しくもなく、という難易度でした。ただし、ダブルパッセージやトリプルパッセージの文章量は多かったので、時間が足りなくて解けなかった方は多かったのではと思います。
今回は、推測問題のヒントがきちんと散りばめられている問題が多く、しっかりと文全体を読んでヒントを拾っていけば正解を選択できました。また、出題方法としてかなりパターン化されている問題もあったので、アテを付けながら問題文を読むことができました。
単語の意味を推測する問題や、文挿入問題もありましたが、こちらはかなり簡単に解くことができました。

難しかった単語としては、”fleet”(~の一隊)や”jubilee”(記念祭)、”sagging”(減退している)など、こちらも英検一級レベルの単語がいくつも見られました。しかも、これらの単語が正解と結びつく問題もあったため、単語を知っているか知らないかで解答にかかる時間もかなり変動したと思います。

まとめ:英検一級レベルの単語も勉強しておくとGOOD!

今回はTOEIC専用対策を一切せず本番に臨みました(というか英語の勉強できていませんでした。。)。ただ、久々にTOEICを解いてもある程度の得点は稼げたのではないかと思います。
英検一級の勉強の中で覚えた単語がかなり出題されていたこともあり、TOEICに限らず幅広い英語に触れていくことの大切さを改めて認識しました。

P.S.
試験後に、なぜか私だけ解答用紙の回収を忘れられるという珍事件にも遭遇しました・・w
一瞬、先読みをしてたのがバレて残されているのかと焦りましたが、単純なミスだったようです。。

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