2023年のTOEICの傾向と対策、スケジュールを解説

2022年のTOEIC学習はいかがでしたか?しっかりと計画通り進められたという方もいれば、なかなか思う通りにいかなかった・・という方もいるでしょう。
2023年はTOEIC高得点を獲得できるように、1月から計画を作って勉強を進めていきましょう!
それでは、今年のTOEICの傾向と対策、スケジュールについて見ていきます。

2023年TOEIC公開テストの傾向

近年TOEICは難化傾向となっており、2022年もその傾向は変わりませんでした。
特に長文問題で読む量が増えたり、リスニングの内容が複雑化したりと、長年勉強している方でも難しくなったと感じることが多かったのではないでしょうか。
しかし、TOEICのスコアは相対評価。難しいと感じているのは周りの方も同じであるため、良い正答率を出すことで周りとの差を広げ、良い得点を取れるチャンスとも考えられます。
2023年も継続的に勉強に取り組み、高得点を目指していきましょう。

Part1の2023年の難易度予想

Part1は写真描写の問題ですが、2023年も2022年と同程度の難易度になると予想します。
基本的にはリスニング問題の中で最も簡単で、出てくる語彙も日常会話レベルのものが多いため、他のパートの対策をしていれば十分カバーできる範囲です。
時々ひっかけ問題が出題されることもありますが、あまり意識して対策していかなくても良いと考えます。

Part2の2023年の難易度予想

Part2の難易度は、2022年と同程度と予想します。
近年の出題傾向としては、質問に対する回答が遠回りな問題の数が増えてきており、この傾向は2022年も続いていました。
ただし、これ以上難易度を上げてしまうと正答率が大きく変動するおそれがあるため、2023年も同程度ではないかと考えられます。

Part3・4の2023年の難易度予想

Part3は会話、Part4は1人の話し手によるナレーションを聞き答える問題です。
2022年の出題傾向を踏まえて2023年は同程度、もしくはやや易化するのではないかと予想します。
2022年は、Part3・4の難易度が最も上がりました。単語のレベルや話す内容が難化したため、苦戦した方が多かったのではないでしょうか。
2022年は難易度を上げて得点にどれくらい変化があるかデータが取れたはずなので、そのデータを元に2023年の難易度を調整していくと考えられます。
もし2022年の問題が難しすぎたと判断されれば、2023年はやや易化するかもしれません。
単語の難易度も上がってきているため、Part7の長文の問題などもしっかりとシャドーイングし、聞いた瞬間に単語が思い浮かぶようにしておくと良いでしょう。

Part5の2023年の難易度予想

Part5は短文穴埋め式の問題で、主に文法の知識が問われます。
Part5の難易度はそれほど上がっておらず、2023年も難易度に変化はないと予想します。
ただし、Part7の分量増加にともない、Part5で時間を消費してしまうとリーディング全体では得点率が落ちてしまう可能性があります。
少しでも早くPart5を終わらせられるように時間管理を徹底しましょう。

Part6の2023年の難易度予想

Part6は長文の穴埋め問題が出題されますが、それほど難易度が高くなってきている印象はありません。
2023年も同様のレベルの問題が出題されそうです。
ただし、Part5と同じくPart7に時間を残す必要があるため、素早く解けるようにしておきましょう。

Part7の2023年の難易度予想

もともと難易度の高いPart7ですが、近年ますます難しくなってきています。
長文の文章量が多くなったり、使われる単語が難しくなったりと2023年も同様の傾向が続くでしょう。
特に分量の増加は2022年を通して見られた傾向だったため、普段から長めの長文で練習することを心がけましょう。

2023年TOEIC公開テストの対策方法

2023年も高難易度が予想されるTOEICテストですが、どのように対策をしていけばよいのでしょうか。
リスニングパートとリーディングパートに分けて解説します。

リスニングパートの対策

2023年のリスニングパートで高得点を取るためには、聞いた英語を瞬時に理解し、選択肢と照らし合わせるスキルを向上させる必要があるでしょう。
特にPart2ではすぐに解答する必要があるため、英語を聞いて理解し、正誤判定を下すスピードが重要となります。Part3、Part4でもテンポよく問題を解いていくためには、内容理解と選択肢の照合を効率的に行っていくと良いでしょう。
シャドーイングリピーティングディクテーションオーバーラッピングといった勉強法を利用して対策を進めていきましょう。

リーディングパートの対策

リーディングパートでは、特にPart7の対策が重要となります。長文を読みこなし選択肢と照合していくのには、文構造の把握やパラグラフ毎の情報把握が重要になってきます。
基礎として文法は身につけた上で、構文や接続詞の働きを理解し、スラスラと文が読めるように練習していきましょう。

2023年のTOEIC公開テストの日程

最後に、2023年のTOEIC公開テストの日程について見ていきましょう。
公式サイトでは、下記のような日程が出されています。

試験回試験日結果発送予定日
312(午前
313(午後
2023年1月29日(日)2023年2月28日(火)
314(午前
315(午後
2023年2月26日(日)2023年3月28日(火)
316(午前
317(午後
2023年3月5日(日)2023年4月4日(火)
318(午前
319(午後
2023年3月19日(日)2023年4月18日(火)

現時点では3月までの結果しか公表されていませんが、おおよそ月に1回ほど開催されているようです。

まとめ:2022年の傾向は引き継ぎながらも、難易度の調整が入るかも?

2023年のTOEIC対策のキモは、Part3・4の会話・ナレーション問題とPart7です。
Part3・4では、語彙の難化についていけるか、図表の問題を攻略できるかなどどのような問題が来ても得点できる英語力の強化が求められます。
Part7では、長文の読解スピードを中心として問題と文章を照らし合わせる処理能力が求められます。
また、リーディングパート全体を通して素早く正答を選び、後の問題に時間を残すという戦略的な解き方も重要になってくるでしょう。

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