【TOEIC】Part4で高得点を取るための対策と解き方とは

【TOEIC】Part4で高得点を取るための対策と解き方とはTOEIC

TOEIC L&Rテストでリスニングの最後に立ちはだかるPart4。45分英語を聞き続け、集中力も切れそうになる中で正解を目指さなければなりません。しかし、Part4は問題の解き方さえ分かってしまえば意外と高得点が取れるパートでもあるのです。今回はPart4の対策や解き方についてご紹介します。

TOEIC Part4の基礎情報

TOEIC Part4を手際よく攻略するためにも、まずは問題形式や問題数などの全体像を知っておきましょう。また、Part3との違いもおさえておきましょう。

TOEIC Part3の問題形式と問題数は?

Part4は全部で30問。1つのナレーションにつき3つの問題が用意されているため、全部で10のナレーションを聞き4択の選択肢から正解を選ぶこととなります。
TOEIC L&Rテストは全部で200問・990点満点ですが、そのうちの30問・およそ150点分がPart4の点数となります。

TOEIC Part3とPart4の違い

Part4はPart3とよく似ていますが、大きく2つの点で違っています。
1つ目は、話者が常に1人ということです。Part3の場合は2人の会話や3人の会話が出題されるため、「誰が誰に向かって話しているか」を考えながら問題を解く必要があります。しかし、Part4ではすべての問題が1人のスピーカーによって読まれるため、話者の関係性を気にすることなく英語を聞き取れれば大丈夫です。
2つ目は、問題数の違いです。新形式になってから、Part3は39問(13個の会話)となりましたがPart4の問題数は新形式になっても変わらず30問(10個のナレーション)です。Part3の方がやや問題数が多く、登場人物も多いので集中して聞き取る必要があります。

TOEIC Part4ではどのようなナレーションが出題される?

さて、ここまでPart4の概要やPart3との違いについて見てきましたが、ここからは具体的な問題のシチュエーションを見ていきましょう。
大きく分けて下記の5つのシチュエーションが出題されます。それぞれについて注意すべき点をまとめていますので、ぜひご覧ください。

電話のメッセージ

電話のメッセージはPart4でも頻出のシチュエーションです。留守番電話で、次の面会のアポイントメントを取るような連絡や、欠席した会議の内容を聞き出すような依頼が流れます。

ラジオやテレビの放送

ラジオやテレビでの放送もよく出題されます。例えばラジオの番組で有名人を紹介するアナウンスや、天気予報、速報ニュースなど様々なトピックがあります。

会議の一部

営業の成績や予算の編成、プロジェクトの経過報告など、実際のビジネスにも登場するであろう会議での一幕も出題されます。ビジネス用語も多く登場するため、単語の基礎を固めたうえで問題に挑むと解きやすいでしょう。

お知らせ

イベントの進行や空港での乗り場変更の案内、学校での施設の利用に関するお知らせなど、様々なシチュエーションでの放送が出題されます。トラブルで到着の時間が遅れる、故障して施設が使えなくなる、など急な出来事に対処するようなアナウンスが多くなっています。

広告

書籍や飲み物、展示会、イベントなど様々な商品やサービスを広告するアナウンスも頻出シチュエーションの一つです。比較的わかりやすく商品を解説していたり、イベントの見所や開催期間を紹介したりする英語が読まれます。

Part4の出題形式別の解き方のポイント

TOEIC Part3の解き方の記事でも解説しましたが、Part3・Part4は出題形式も決まっており、出題形式に合わせてリスニングのポイントも変わってきます。Part3と同じように5つの出題形式に分けてみていきましょう。

概要把握の問題

概要把握の問題とは、「話し手の職業は何か」「聞き手はどこにいると考えられるか」のようなざっくりとした状況が理解できているかが聞かれる問題です。
概要把握の問題に正解するコツは、推測する力。細かい部分は聞き取れていなくても、ところどころ聞こえてくる単語やナレーションの流れからおおよその意味をくみ取ることができれば正解を選ぶことができます。

詳細把握の問題

詳細把握の問題とは、「話し手はその商品についてどのような不満を言っているか」「聞き手は工場に入る前に何をもらわなければいけないのか」といったようにナレーションの中で触れられた具体的なものやことについての問題です。
詳細把握の問題に正解するためには、ナレーションの細かい部分まで正確に聞き取る必要があります。上級者向けですが、シャドーイングなどの練習を重ね、話し手の英語についていけるようにしておくと詳細把握の問題にも太刀打ちできる英語力が身につくでしょう。

ネクストアクションの問題

ネクストアクションの問題とは、聞き手や話し手が次に何をするかが問われる問題です。3問セットの最後に出題されることが多く、ナレーションの最後の方を聞くことで正解を選べます。

話し手の意図を問う問題

話し手の意図を問う問題とは、「話し手はなぜ○○と言ったのか」や「○○とはどういう意味か」のようにスピーカーのセリフの背景にある考えや意図を問う問題です。ナレーションの流れからスピーカーの気持ちや話している内容をくみ取ることで正解が近づきます。

図表問題

図表問題は、ナレーションだけでなく問題用紙に記載されている地図や表、メニュー、イラストなどを見て正解を選ぶ問題です。
事前に図表を見てどのようなナレーションになるのかを推測できていれば、正解を選べる確率が上がるでしょう。

Part4の効率的な解き方とは?

Part4の具体的なシチュエーションや出題形式について触れたところで、「具体的にどのように解いていけば良いんだろう?」と疑問が残る方もいるでしょう。そこで、ここからはPart4をスラスラと解き、高得点を取れる方法をご紹介していきます!

問題は必ず先読みを!

Part3同様、Part4でも必ず問題の先読みを行いましょう。ネイティブに近いレベルで英語を聞ける人は別ですが、ナレーションを聞いた後に問題を見る解き方では読まれた英語の記憶がたどれずに正解できないケースがよくあります。
問題の先読みをしておくことで何を聞けばいいのかが分かるようになり、ナレーションの最中に正解を見つけることが可能になります。先読みに慣れてしまえば、
①問題を読む
②ナレーションが流れている間に正解を見つけ、マークシートを塗る
③解答のための時間で次の問題を先読みする
というサイクルに入ることができるため、高確率で正解が選びやすくなります。
各パートのDirectionの時間や解答用の時間をフルに活用して先読みを行いましょう。

最初の1文目を聞き取ろう

リスニングの問題全般に言えることですが、最初の一文をしっかり聞き取ることでシチュエーションが把握しやすくなったり、どのようなテーマがこれから展開されるのかが見えてきたりします。

終盤は「ネクストアクション」に全集中

問題形式別のところでも触れましたが、ナレーションの最後に「○○にメールしてください」や「私が資料を共有します」のようにこれから行うアクションについて話している問題が頻出します。
先読みをしてネクストアクションの問題が出ているなと思ったら、必ずナレーションの終盤でヒントが出る、と待ち構えておきましょう。

まとめ:最後まで集中を切らさず、リスニングを克服しよう

TOEIC L&Rテストのリスニング問題は45分と長丁場で問題数も100問と、かなりボリュームがあります。
英語を理解する能力はもちろん、集中力を維持し続ける力も必要となってきますので、本番前には本番同様のタイムスケジュールで問題を解く練習を重ねると良いでしょう。
テクニック的な部分はもちろんですが、まずは基礎的な英語力を高めて集中力をアップさせることが、Part4で高得点を取るための近道です。

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