【TOEIC】Part6で満点を取るための対策と解き方とは?

【TOEIC】Part6で満点を取るための対策と解き方とは?TOEIC

TOEIC Part6は他のパートに比べて問題数が少なく、対策を行っていないという方も多いでしょう。しかし、Part6はPart5で必要とされる文法力・語彙力とPart7で必要になる読解力の両方が必要となるパートです。出題傾向をしっかりと理解して対策を行うことで得点力の底上げにもつながります。今回はPart6の問題形式や対策、解き方について詳しく見ていきましょう。

TOEIC Part6の概要

まずは、TOEIC Part6の問題数やPart5との違いをしっかりとおさえ、対策すべき点を見ていきましょう。

TOEIC Part6の問題数と配点は?

TOEIC Part6は全部で16問の問題が出題されます。TOEICの問題数は全部で200問、そのうちリーディングは100問なので、16問と言われると大した数ではないように思えます。しかし、TOEICで高得点を取るためにはPart6をなおざりにすべきではありません。
大まかな配点で言うと、1問約5点であるため、16問で80点分の得点がPart6で得られる計算になります。

TOEIC Part6とPart5との違いは?

Part5とPart6の一番の違いは、出題形式です。Part5では1文の空所補充なのに比べて、Part6は長文の空所補充問題になっています。
このため、問題を解くテンポが変わってきます。Part6は文法問題が基本であるものの、一部長文の内容を把握しないと解けない問題も紛れ込んでいるため、短文の問題だけでなく複数の文からヒントを探して問題を解くこともあります。
Part5は1問1問時間を区切って解いていくと思いますが、Part6は長文ごとに時間を決めて取り組むと良いでしょう。

TOEIC Part6のベストな時間配分は?

TOEIC Part6のベストな時間配分は、1問あたり30秒~45分、トータルで8~12分と考えると良いでしょう。
Part5に比べて余裕はありますが、前後の文脈を読んで解く問題もあるため、体感的にはPart5よりも厳しいと思われるかもしれません。
文法問題は20秒程度で解いて、文章全体を読む必要がある問題に1分程度時間を使えるようにすると精度が高い解答ができると思います。
タイムマネジメントについては、「TOEICの時間配分の鉄則」という記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。

TOEIC Part6の問題形式と解答方法

Part5同様に、Part6にもいくつかの問題パターンがあります。それぞれのパターンを知って対策をしていくことで、試験本番でも落ち着いて解いていくことが可能になります。
それぞれの問題パターンについて詳しく見ていきましょう。

単語の空所補充問題

Part5同様に単語の空所補充問題がありますが、Part5と異なり文脈から推測しないと解けないような空欄補充もあります。
具体的には、以下の2種類の問題に分けられます。

選択肢の前後だけで解ける問題

Part5同様に、選択肢の前後を読むだけで解ける問題もあります。Part6の問題の中でも、時制や動詞の活用など、文脈を見なくてもよい問題が該当します。
特に、文章の頭にきている空所補充は文脈を読まなくても解ける問題である可能性が高いです。このような問題を見つけたら、まずは空欄のある文だけを読んで選択肢を検討しましょう。

文脈から解く必要がある問題

Part5とは異なり、複数の文から選択肢を絞って解く必要がある問題もあります。例えば、選択肢の前の文で過去のことに言及されていた場合、解答となる選択肢も過去の情報に基づいて決める必要が出てきます。
このような問題は文章につき1問程度出題される傾向にあります。選択肢が絞り切れないときや、空欄の根拠が同じ文の中になさそうな時は、他の文も読んだうえで解答するようにすると正解に近づくことができます。

文挿入問題

文挿入問題はPart5にはない問題で、空欄に当てはまる1つの文を入れる問題です。このような問題は文章全体の内容を踏まえて解く必要があるため、文章をすべて読み終わったタイミングで解答するのが得策といえます。
文章の真ん中らへんに文挿入の問題があった場合は、一旦飛ばして他の問題を解いた後に、文挿入の問題に戻ってくるとスムーズに解くことができるでしょう。
文挿入の問題は、大きく次の3つに分けられます。

文章の先頭に文挿入が来る場合

文章の先頭に文挿入の問題が来る場合は、問題提起をしている文や、その次の文章の中で触れられる話題について扱っている文が正解となることが多いです。
いきなり正解を導くのは難しいため、まずは他の問題に取り掛かり、文章全体の骨格が見えてきた段階で解答をするのがおすすめです。

文章の中ごろに文挿入が来る場合

文章の中ごろに空欄が来る場合は、文章の頭で述べられた問題に関する解決策が示される文や、前の文を受けて結論につながる文など様々な可能性が考えられます。
こちらのパターンでも、いきなり問題を解こうとするのではなく、まずは文章全体を見渡して状況把握をしたうえで、前後関係を調べながら整合性のある解答を選ぶようにしましょう。

文章の最後に文挿入が来る場合

文章の最後に文挿入の問題が入る場合は、文章全体の締めくくりであったり、内容を要約したような文が正解となることが多いです。
まずは前の文をしっかりと読んだうえで、論理的に破綻しないような解答を選んでいきましょう。

TOEIC Part6の対策方法は?

ここまでPart6の音大傾向について見てきましたが、どのような対策を行えば良いのでしょうか。
Part5,Part7との違いを踏まえて対策方法を解説します。

Part5と同じく、文法の基礎を鍛えなおそう

問題形式は長文になったとはいえ、基本的には文法の知識が問われるため、文法の基礎を固めておくことは重要です。
Part5と同じく、時制や品詞問題など単語を適切な形で使う問題は頻出しますし、接続詞など文同士の関係を問う問題も出題されます。
Part5の対策で鍛えた文法力は確実に活きてきます。まずはPart5の対策をしっかりと行い、Part6の文法問題も短時間でサクッと解けるように準備をしておくと良いでしょう。

読解力を鍛え、文脈から解く問題を克服しよう

Part6に特有の問題としては、文脈から解く必要がある問題や文挿入の問題が挙げられます。これらの問題を解くためには、文法の理解だけでは不十分です。
長文を理解し、文章全体の意味を踏まえて解答する必要があります。Part6のために専用の対策をするというより、Part7の対策と並行して長文を読み解く力を身につけましょう。
文章の前後関係や散りばめられている様々な情報をもとに正答を選んでいく力はPart6,Part7どちらでも高得点を取るのに貢献します。

まとめ:Part6は文法力と読解力の合わせ技で解く

Part6では問題数は少ないですが、対策が薄くて手こずってしまう方や、思わぬミスをしてしまう方が多いパートでもあります。
Part5の対策で培った文法力をベースに、文章全体の意味を読み取っていく長文読解的なスキルも使いながら満点を目指していきましょう。

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