12月も間近で寒い日が続くようになりました。朝早く起きるのがつらい季節ですね。
今回も、第282回・283回TOEICの内容を振り返っていきます。
第282回・283回TOEIC公開テストの難易度・傾向
ここ2、3年でガラッと難易度が上がっているTOEICですが、今回もご多分に漏れず難しい内容だったとの声が多数。
特に、最近難しいと言われているPart7だけでなく、すべてのパートで難化傾向が見られています。
Part1:普通
今回のPart1の難易度は普通程度でした。ただし、ひっかけとして人物写真なのに背景を描写する表現が正解となっている問題が見られました。普段は人物の動作や様子を表す選択肢が正解となりやすいので、気を付ける必要があります。
単語のレベルも上がっているためPart1の頻出単語をしっかりと復習し、本番で迷わないようにしましょう。
Part2:普通
Part2は、難しい内容の問題も混ざっていました。ただし、ここ2,3年の中では難易度は普通程度と言って良いでしょう。いつも通り、質問と回答が少し遠い問題がありましたが、通常の難易度の範囲内だったように思います。
3択で1問あたりの時間も限られているため、少しでも正解と思ったらすぐにマークをし、リズムよく解き進めるのがポイントです。
Part3:難
Part3の難易度は通常より難しかったです。
特に、イギリス人女性の話す速度が速く、公式問題集などで対策していた場合はついていくのが難しかったでしょう。また、3人の会話でも全体の内容を理解しにくい問題が出題されており、なかなか正解を選びにくかったようです。
Part4:普通
Part4はそれほど難しい問題は見られず、難易度は普通程度でした。
ただし、Part3、4に共通して言えることとして、”Why does the man say ~~?”や”What does the man suggest doing?”のように話し手の意図を問う問題は全体的に難易度が上がっています。
音声では言われていないことでも、推測できる内容であれば正解になるため、通常問題よりも考えるのに時間がかかることがあります。
Part5:普通
Part5の難易度は普通程度でした。
大きな問題傾向の変化はなく、通常通り前置詞や接続詞、動詞の活用などの問題が中心に出題されていたようです。基礎的な文法事項が分かっていれば、9割方スラスラと解けたと思います。
Part6:やや易
Part6の難易度はやや簡単でした。
出題された文章がかなり読みやすく、サクサクと読み進められる内容でした。仕事の依頼や求人募集など、展開が分かりやすい文章が多かったため流れに沿って解き進めれば短時間で答えやすい内容でした。
Part7:やや難
今回のPart7は毎回難易度の高い文章が出題されますが、今回はやや難しいといった感じでした。
まず、シングルパッセージではいきなり難易度の高い問題が出題されていました。通常であれば、簡単→難しいの順番で問題が並んでいるのですが、今回はやや順序が変わっていたようです。
また、ダブルパッセージ・トリプルパッセージの問題では通常よりも長めの文章が見られました。記事(article)は文章量が多い傾向にありますが、特にダブルパッセージでは記事の出題が多く、普段より時間を取られた方も多かったでしょう。
まとめ:リスニングの基礎力向上を
直近のテストではリスニングの難易度が上がっており、高得点を取るためには聞き取り能力や推測、場面のイメージなど様々なスキルが必要になってきました。
問題集で対策することもそうですが、英語でYoutubeやNetflixを見るなど自然な英語を聞く機会を増やしていくことでリスニングの基礎力が上がってくると思います。
普段から英語に触れる機会を増やし、さらなる高得点を狙っていきましょう!
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