ついに2021年最後となる第284回・285回公開テスト。今回も難易度や傾向についてまとめたので、ぜひ復習がてらご覧いただければと思います。
第284回・285回TOEIC公開テストの難易度・傾向
2021年の締めくくりとなる回でしたが、やはり近年のTOEICを象徴するように難問がいくつも見られたようです。特にリスニングは難化が進んでおり、大変な思いをした方も多いでしょう。
また、今回から新しいナレーターが登場していたこともあり、慣れない発音で聞き取りづらい問題もあったようです。
Part1:普通
今回のPart1の難易度は普通程度でした。
問題内容自体はそれほど難しくないのですが、選択肢が長い問題や詳細に言及している選択肢があったりと、間違いやすいポイントはいくつか見られました。
Part2:難
Part2は、難しい内容の問題が多かったです。質問に対して直接的に答えない問題が多く、正解をスパッと特定できなかった方も多いでしょう。
また、新しいイギリス人ナレーターの問題は聞き取りにくく、難易度の高い問題もあったため難易度は高かったと言えます。
Part3:普通
Part3の難易度は普通程度でした。
新しいナレーターの登場や、珍しいシチュエーションがあり悩む問題もいくつかありましたが、内容的に難しい問題は少なかったです。
Part4:難
Part4は難易度が高かったです。出題される単語も難しいものがいくつか見られ、アナウンスの内容も通常と違うパターンの問題がありました。また、話し手の意図を問う問題では、選択肢も難しく選びにくいものが並んでいました。総じてレベルの高いパートだったと言えます。
Part5:やや易
Part5の難易度はやや易でした。
決まり文句やよく見るコロケーションが多めに出題されており、文法に疎い方でもある程度正答できたと思います。
公式問題集に出てきた問題もいくつか見られ、基本的な対策ができていれば難しくなかったはずです。
Part6:普通
Part6の難易度は普通程度でした。通常通りの単語や文挿入の問題が出題され、しっかりと読んでいけば正答を選びやすい問題が多かったです。
文挿入の問題は、何度も返り読みをすると時間のロスになってしまうため、全体を読み進めながら内容把握&解答ができるとスムーズに進みます。
Part7:やや難
今回のPart7は毎回難易度の高い文章が出題されますが、今回もやや難しい問題が多かったです。
今回は、シングルパッセージの問題で分量が多く、意外に時間を食われてしまった方もいたでしょう。記事(article)の問題が一般的に文章量が多いのですが、今回は複数記事の問題があったようです。また、選択肢の作り込みがしっかりされており、正誤が合致する箇所を見極めるのが難しかったとも言われています。
Part7の表現の幅も年々広がっており、ビジネスやテクノロジーに関する単語はインプットが必要です。
まとめ:年末年始はリスニング力の向上を
今回は新しいナレーターが登場していたこともあり、リスニングでつまずいてしまった方が多かったのではないでしょうか。年末年始はリスニングの復習に時間を割き、自信をもって解答できるようにすると来年のTOEICスコアアップにつながるのではないでしょうか。
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