第261回TOEIC公開テストの感想-難易度・出題傾向は?

第261回TOEIC公開テスト受験の感想雑記帳

年も明け、今年も英語の勉強頑張るぞ!と意気込んで迎えた第261回TOEIC公開テスト。
今回も恒例の難易度や出題傾向について分析してみましたので、ぜひご覧いただき今後の勉強の参考にしてもらえたらと思います。

緊急事態宣言の中での公開テスト

1月7日に緊急事態宣言が発出されましたが、その中での受験となりました。私の受験会場は六本木の大きなホールでしたが、入り口での検温の他、マスクの徹底、終了時には時差退出をするなどの対策が取られていました。席の配置についても、1つ飛ばしで隣の受験者と距離が空くように設計されていました。
今回の会場も、200人~300人ほど収容できるような大きなホールだったので、リスニングの音声がかなり反響していました。やはり家で聞く音声とは少し違い、子音が聞き取りにくかったり、出だしの音声がくぐもって聞こえたりと難しい部分もありました。

第261回TOEIC公開テストの出題内容

では、今回も早速公開テストの難易度や出題内容を振り返っていきましょう。私が受験したフォームは、女性がケースを運んでいる写真や、男性がゴーグルをかけている写真のものです。

Part1:簡単

Part1はとても簡単だったかと思います。写真も変わったものは出題されず、聞き取った英語を写真と照らし合わせていけば順当に正答を選べたのではないでしょうか。キーワード一つ聞き取ることができれば、それほど悩むこともなかったでしょう。

Part2:普通

Wh疑問文を中心に、分かりやすい質問が多く、解答もそれほどひねられたものはなかったです。とはいえDo you ~?で聞かれているのにYes/Noで返していないものや、質問に対して「あの人が知っているよ」のような答えもあったので、集中力を保ちつつ選択肢を吟味する必要はあります。
特に後半は疑問文が長い問題や返答が複雑な問題もいくつかあったので、Part3・Part4の対策と合わせて瞬発力を高めるトレーニングを行っていくと良いでしょう。

Part3:難しい

今回、最も難しいと感じたのはPart3でした。
話の内容もさることながら、シチュエーションも過去の問題集には内容な想定しにくいものでがいくつか見られました。また、図表問題についても、ダイレクトに正解を言うというよりも遠回しにヒントを出しているような問題があり、スラスラと解答するのが難しかったのではないでしょうか。
私は基本的に先読みをしながら問題を解いていくのですが、今回は急遽先読みをせず聞き取りに集中して解いた問題もありました。普段から臨機応変に対応できるように練習しておくと、難しい問題が出た時に役に立ちますね。

Part4:普通

Part3と比べて、Part4はそれほど難しい問題はありませんでした。語彙も分かりやすく、シチュエーションもおなじみの飛行機のアナウンスや医者からの留守電のような、多くの方が対策されているような形の問題が多かったです。

Part5:簡単

今回は文法も語彙も基本的な問題が多かった印象です。
・空欄の前後を見て名詞/形容詞/動詞を判別する
・動詞とセットで使われやすい前置詞を押さえる
・基本的な文法のルールを覚える(時や条件を表す副詞節の中では現在形を用いる、など)
このようなポイントが対策できていればサクサクと解答することができたと思います。

Part6:簡単

Part6もかなり簡単に解くことができました。Part6は文挿入で厄介な問題が出されることもありますが、今回は前後関係をしっかりと見れば選びやすい問題が多かったです。Part5と同じく基本的な文法ルールを押さえておけば大丈夫でしょう。

Part7:やや難しい

今回は年末年始にしっかりと対策を行って臨んだPart7。前回よりも順調に解き進めることができました。
特にトリプルパッセージの問題は素早く解答根拠を探すことができており、前回よりも自信をもって選択肢を選べました。
難易度を「やや難しい」としたのは、ダブルパッセージやトリプルパッセージで正解の根拠がかなり細かい場所に書かれていたりと、時間をかけないと解けないような問題がいくつか散りばめられていたからです。
シングルパッセージではそこまで難しい問題は見られず、ダブルパッセージ・トリプルパッセージで時間と戦いながら問題を解いていた方が多かったのではないでしょうか。

まとめ:いろいろな角度から勉強して、さらなる英語力の向上を!

全体を通して、前回の公開テストよりも進歩を感じた受験となりました。
リスニングでは聞き取れる単語がやや多くなっていたり、リーディングではしっかりと根拠を見たうえで解答できていたりと、全体的に問題の解像度が上がったような気がします。
個人的に英検1級の対策も含めて英語の勉強をしていたため、ボキャブラリーを増やしたり、色々なパターンのリスニング対策をしたりして今回のTOEICに臨みました。結果として、英検対策で覚えた単語がTOEICで出題されているといったような相乗効果がありましたので、皆さんもぜひいろいろな角度から英語を勉強してはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました