第263回TOEIC公開テストの感想-難易度・出題傾向は?

第263回TOEIC公開テストの感想-難易度・出題傾向は?雑記帳

東京ではまだ緊急事態宣言が終わらない中、花粉症に悩まされる季節になってきました。
そんな中で受験してきた第263回TOEIC公開テストの感想についてお伝えします!

まさかの遅刻で入室遅れ・・・

午後のテストだったので、14時くらいについてゆっくりしていようと思っていましたが、会場に入るまでに大遅刻。
建物についたのが35分ギリギリで、なんとか受付をしてもらえました。ヒヤヒヤしている中でいつものナレーションが聞こえてきて、焦りながらの受験となってしまいました。皆様も遅刻にはお気を付けください・・・。

今回のテスト会場は会議室のような場所で、50人程度が収容できる場所でした。リスニング音声の反響はあまりなく、音質もとてもよかったのでリスニングには安心して臨めました。ただし、空調があまり聞いておらず、やや寒さもあったのでしっかりと服を着こんでいくことをおすすめします。

第263回TOEIC公開テストの出題内容

苦言を呈すようですが、第263回の公開テストは問題のクオリティがやや下がっているのでは?と思うものが多かったです。
特に、選択肢の作りこみが甘く、抽象的な選択肢も多かったような気がします。長文問題も難易度が前より下がっているように感じました。
試験を午前・午後の2回に分けた影響かもしれませんが、問題の作成に手が回っていないのでしょうか・・。
また、連続で同じ選択肢が続く問題も多く、解答しながら迷うことも多かったです。Aが3連続で出てくる解答が4か所くらいあった気がします。解答には自信があったので、おそらくランダムな処理の結果でしょうが、これまであまりなかったケースなので気になりました。

それでは、ここから各パートの感想をお伝えしていきます。私が受験したフォームはPart1でコップに水を入れる男性の写真やエプロンを付けた女性の写真が出てきたものです。

Part1:普通

Part1の難易度としては特に簡単でも難しくもない、といった感じでした。ただし、少し気になったのが「受動態の進行形」が多かった点です。
“~ is being replaced”や”~ is being installed”のような「~されているところです」といった文が多く、迷った方も多かったのではないでしょうか?受動態の進行形はPart1頻出ですので、類似問題をたくさん解いて対策をしておきましょう。

Part2:普通

私だけでしょうか、スピーカーの癖がいつもより強かった気がしました。おそらくニュージーランドの女性なのですが、声がくぐもっていて聞き取りづらいなと思いながら問題を解いていました。
難易度としては普通レベルで、奇をてらった問題はありませんでした。いつも通り、質問に直接的に答えている問題が全体の6割程度で、4割くらいは間接的な回答やちょっとずれた回答になっていました。
個人的に、Part2の出来ばえは会場の音声の反響に左右される気がします。今回は狭めの部屋で反響が小さかったため、音声が聞き取りやすく快適でした。

Part3:やや難しい

Part3はやや難しかった印象です。スピーカーが3人になる問題が2つ出てきたのですが、図表問題の直前に3人の問題が出てきたこともあり、先読みが難しかったのではないでしょうか。
また、近年増えているITに関わるテーマも出題されていました。ある問題の選択肢の中に「イベントの一部でVRで建物が見れるようになっている」という正解があり、技術に疎い人は対応しにくかったかもしれません。
引き続きテクノロジー関連の問題は増えてくると思われますので、関連トピックのインプットを怠らないようにしましょう。

Part4:普通

Part4の難易度は普通でした。と言っても図表問題なんかは先読みをしておかないと聞きながら解くのは難しかったですね。
図表問題で”reptile”(爬虫類)という単語が登場したのですが、図の中にヘビのイラストがあったので分かりやすかったです。イラストがない中で”reptile”が登場したら混乱してしまう方も多かったと思います。

Part5:普通

Part5の難易度は普通でした。後になって気づいた文法ミスで、「a reputation company」と「a reputable company」で迷い前者を選んでしまった(誤答)問題がありました。”repurtation company”と名詞を並べることで「評判の良い会社」となるような気がしてしまい、ミスしてしまいました。
ただし、その他は特に難しい問題もなく、ササっと回答できました。語彙はやや難しめの単語が使われていた気がしますが、私は普段英検で難易度の高い単語を扱っているので詰まることはなかったです。

Part6:やや難しい

Part6の単語を選択する問題については簡単なものが多く、前後の文章を見れば選びやすかったのではないでしょうか。
ただし、文挿入では厄介な問題が見られました。文全体を読まないと、つじつまが合わないことに気づけず、誤答してしまう人がいたと思います。私は消去法で解いていったので、前の文と違うことを言っているのに気づきましたが、時間に追われて選択肢を吟味していなかった方にとっては難しかったと思います。
また、Part6でもライトが出てくる問題で”dim”(薄暗い)という難しい単語が登場しました。私は意味を知っていましたが、知らなかった方は文脈から推測する必要があり、悩んだ問題だったでしょう。

Part7:簡単

ここ最近の公開テストと比較すると、Part7は簡単だったのではないかと思います。ただし、ところどころ難しい単語も見られたので継続的に語彙を増やしていく必要があると思います。私が覚えている限りでは”gala”(夜会などの特別なお祭り)”biodegradable”(生分解性の)などという単語も出てきました。
特に解きやすかったなと思ったのは、トリプルパッセージで、文章量が比較的少なかった印象。いつもより時間が余ったという方も多いのではないでしょうか。冒頭「問題のクオリティが下がった気がする」と書きましたが、特にPart7の問題文の質がイマイチに感じました、
以前の問題は文章間の照らし合わせを精緻に行う必要があったのですが、今回の問題は雑に読んでも解けた気がします。

まとめ:事前準備をしっかりと!

さて、遅刻をしてしまったということもあり、メンタル的には十分でない中での受験でした。気持ちをリセットして試験に臨みましたが、やはりところどころで集中できない場面があり、大反省。
日ごろしっかりと勉強するのももちろんですが、試験当日の時間の使い方は本当に重要ですね。また気持ちを切り替えて、勉強頑張っていきましょう!

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