【鬼滅の刃】「全集中」や「鬼殺隊」を英語に訳すと?鬼滅用語を徹底解説!

『鬼滅の刃』を英語にすると?「全集中の呼吸」「鬼殺隊」など重要用語はどう訳された?雑記帳

今、映画で話題沸騰中のアニメ『鬼滅の刃』。ご存じの通り、鬼滅の刃は日本のアニメは海外でも人気が高く、ヨーロッパやアメリカでも大人気の様子。そこで、鬼滅の刃の様々な用語を英語にするとどうなるのかを調べてみました。日本の大正時代を舞台にしたアニメだけあって、和のテイストが満載ですが、どんな英語に訳されているのか、見ていきましょう!

『鬼滅の刃』タイトルの英訳は”Demon Slayer”

まず、タイトルですが”Demon Slayer”と訳されています。Demonは「悪魔」、Slayerは「討手、殺す者」といったところです。
もともと「鬼」は日本古来の怪物なので、完璧に対応する英語はないのですが、Demon、Evil、Ogreなどの単語があてられることが多いです。
ただ、Ogreはシュレックみたいな緑色の巨大な怪物の風貌を連想させるニュアンスがあるので、鬼滅の刃の鬼とはイメージが合わなかったのでしょう。今回使われている”Demon”は主に「悪魔」という意味ですが、人間に不幸を与える邪悪な存在としてもDemonという訳はぴったりでしょう。

『鬼滅の刃』の主要な英語を解説!

さて、題名の英訳である”Demon Slayer”についてご紹介しましたが、ここからは鬼滅の刃に登場する様々な用語の英語バージョンを見ていきたいと思います。「柱」「血鬼術」「鬼殺隊」など日本語ではかっこいい言葉がたくさん出てきましたが、英語だとどのように表現されているのでしょうか。ここでは鬼殺隊と鬼の各陣営に分けて様々な用語をご紹介します。

鬼殺隊陣営:Demon slayer corps

まずは、主役である炭治郎をはじめ、鬼を殺すために死闘を繰り広げる鬼殺隊の陣営について、英語でどのように扱われているのか見ていきましょう。ちなみに、鬼殺隊は”Demon slayer corps”となっています。Demon slayerは先ほど触れたように「鬼を殺す者」という意味ですが、corpsには「軍隊、部隊」のような意味があるため、まさに「鬼を殺す者の部隊」という意味を表しています。

柱:Hashira

さて、鬼殺隊の中心である「柱」ですが、英語でもそのまま”Hashira”と訳されています。英訳するなら”pillars”といったところでしょうが、言葉の響きが伝わりやすいようにそのままにされているのでしょうか。
また、「水柱」「風柱」など各柱の名称についても、”Hashira”の頭にそれぞれの属性がつくような形になっています。
例えば、水柱であれば”Water Hashira”、岩柱であれば”Stone Hashira”などです。面白いと思ったのは炎柱。”Fire Hashira”かと思ったのですが、”Flame Hashira”となっていました。元の日本語が「火」ではなく「炎」なので、ただの火ではなく燃え盛る炎を表すために”Flame”としたのでしょう。

呼吸や技の名前

鬼滅の刃といえば、様々なメンバーが「呼吸」を駆使して鬼との戦闘を繰り広げるシーンが魅力です。アニメでも漫画でも「全集中 〇〇の呼吸」って技を出すときに必ず耳にしますよね。
まず、基本となる「全集中の呼吸」ですが、”Total Concentration Breathing”と訳されています。「呼吸」は”Breathing”ですが、全集中を表現するために、”total(全)”、”concentration(集中)”という単語が加わっています。
また、蝶屋敷での修行のあたりから登場する「全集中・常中」ですが、こちらは”Total Concentration: Constant”という英語になっています。”constant(常に)”を付け加えることで、全集中を維持し続ける常中の状態を表現できています。

「痣」や「透き通る世界」も英語に!

物語が進んだ後半に登場する「痣」や「透き通る世界」といった特殊能力。こちらも英語圏の方には分かりにくい言葉ですが、どのように訳されたのでしょうか。
まず「痣」ですが、単純に英語訳をあてるならば”Bruise”や”Blotch”などという単語があります。しかし、実際には痣は”The Demon Slayer Mark”と訳されています。そのまま訳すと、けがをしてできた痣のように受け取られる恐れもあるため、そのままの訳ではなく”mark(しるし)”という単語を使うことで「選ばれたものだけに発現するしるし」という意味合いを強調していますね。
また、「透き通る世界」は、”Transparent World”となっていました。transparentは「透明な」という意味を表すので、こちらはほぼ同じ意味ですね。
さらに、特定の条件の下で日輪刀の力が増す「赫刀」については、”Crimson Red Nichirin Blade”という訳があてられています。「赫」という漢字はあかく、勢いが盛んな様子を示すことから、あかあかとした刀身を”crimson red(真紅)”という形容詞で修飾しています。

鬼陣営:Muzan and Twelve Kizuki

さて、次は鬼の陣営です。無惨率いる十二鬼月が中心の鬼陣営ですが、それぞれどのような英語になっているのかを見ていきましょう。
まずは十二鬼月ですが、”Twelve Kizuki”となっており、そのまま英語に訳された形になっています。十二鬼月の中でも上弦・下弦に分かれていますが、それぞれ”Upper rank”と”Lower rank”という風に使われています。これは鬼滅の刃特有の用語というより、上位・下位を分けるための用語なので一般的に伝わる表現になっています。そして、無惨のねじろである「無限城」は”Infinite catsle”。こちらはそのまま「無限」を意味する”infinite”が使用されています。
また、鬼たちが使う「血鬼術」ですが、”Blood Demon Art”という英語になっています。ここでいう”Art”は芸術や美術のことではなく、「技」といったニュアンスに近い意味で使われます。近い英単語としては”Martial art(武道)”をイメージすると分かりやすいでしょう。

まとめ:英語訳を知るともっと面白くなる鬼滅の刃

今回は鬼滅の刃の英語について解説してみましたが、普段見慣れている日本語の用語も、英語にしてみるとずいぶんと響きや思い起こされる映像が変わってくるのではないでしょうか?多くの国や地域でアニメが浸透している今、外国の友達を作って鬼滅の刃について英語で語り合ってみるのもいいかもしれません。

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