いよいよ梅雨が終わりがけに差しかかり、夏らしい気温になってきました。皆さん夏バテせずお元気にお過ごしですか？
波乱のオリンピックが幕を開けようとしている中、今回のTOEIC公開テストもいつも通り行われました。
私は直接受験はしていないのですが、様々な方が第272回・273回TOEIC公開テストの感想を講評しているのでまとめました。ぜひ参考にしていただければと思います。
第272回・273回TOEIC公開テストの出題内容
それでは、出題内容について見ていきましょう。これまでの受験経験やTwitterやYoutubeで発信されている情報をもとに難易度の予想をまとめました。
Part1：普通
今回のPart1は難易度としては普通レベルのものが多かったと言われています。
日常生活でよく使われる単語のインプットができていれば順当に解けた問題が多かったようです。Part1で頻出する単語はおおよそ決まっているため、問題演習を通してしっかりと単語を覚えておくと良いでしょう。
lid（ふた）など普段聞き慣れない単語も出題されていたようですが、他の選択肢を聞いて消去法を使えば正解を選ぶことができます。
Part2：やや難
毎回難問が出題されるPart2。今回のテストでも難易度は高かったようです。ひっかけで、問題と似た発音が混ざっていたものが多く、誤答に誘導されてしまう人が多かったでしょう。問題文と似た発音は誤答である可能性が高いので警戒しましょう。
また、今回は読み上げのスピードがそこまで速くなかったと言われているので、しっかりと文頭の言葉を聞き取ることで正解率は高まるのではないでしょうか。
また、変化球の問題もいつも通り出題されたようなので、引き続き難化傾向は変わらないでしょう。
Part3：やや簡単
会話の聞き取り問題が出題されるPart3は、難易度としてはやや簡単といえます。状況を想像しやすく、内容把握が進みやすい問題が多かったという印象です。
3人の会話の問題も出題されましたが、今回は難しくなかったようです。選択肢に出てくる”woman”や”men”などの名詞を手掛かりに話し手の関係を推測するのが効果的です。
一点注意が必要だったのは図表問題です。図表内の選択肢の並びが時計回りに並んでおり、選択肢を間違ってマークする必要がありました。
Part4：やや簡単
ナレーションやボイスメッセージが出題されるPart4は、難易度は普通、やや簡単な部類に入ると思われます。
前回は、新しくオーストラリアの方の音声が出ており、その方が通常より早めの読み上げをされていたセットがありましたが、今回はそのような問題はなかったようです。
ただし、選択肢が長い問題はいくつかあったため、しっかりと先読みをしておく必要があります。
Part5：普通
文法問題であるPart5の難易度は普通程度です。Part5は基本的に、高校レベルの英文法ができていれば8割程度の正答率は獲得できるため、まずはしっかりと高校レベルの英文法を習得しましょう。
今回のPart5は接続詞などの問題で一文が長いような問題が多く、しっかりと前後関係を把握して解く必要があります。
Part6：やや簡単
Part6の難易度はやや簡単です。落ち着いて文章の意味が取れれば高い割合で正解にたどり着けるでしょう。
特に、文挿入の問題は定型の決まり文句が入るようなシチュエーションも多かったため、普段から英語を使っている方であれば解きやすかったと予想できます。
Part6は文章問題であるため、Part5よりも1問あたりにかかる時間が多くなりがちです。Part7に時間を残すことを考えて、スピーディーに解くことも心がけていきましょう。
Part7：普通
長文が出題されるPart7はそもそもが難しいパートですが、今回は標準的な内容の問題が多かったと言われています。目安としては公式問題集の7と同程度といえます。
近年はダブルパッセージ・トリプルパッセージの問題も作りこまれ、文章同士を参照しながら選択肢を検討しなければならない問題もあります。
Part5・Part6はサクッと解き、Part7にできるだけ時間を使って考える練習をしていきましょう。
まとめ：Part2とPart7を攻略して高得点を！
272・273回のテストでは、そこまで難易度の高いパートはなかったのが印象的でした。しかし、今回難易度が高くなかったからと言って油断はできません。今後、難易度の調整が行われて難しい問題が増えることも予想されますので、引き続き対策を続けていきましょう。
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